記録簿

小説とか映画とか音楽とか展覧会とかライブとか、そういうやつの感想をつらつらと残していきます。

映画「植物図鑑」の感想。

 
普段恋愛映画なんて見ることはあまりないのですが、気になったので観劇しました。やっと観に行けた。ちなみに原作は未読です。
以下、極力ネタバレは避けて書きましたが内容に抵触する可能性がありますので、そのような情報を避けたい方は閲覧をお控えください。
 
 
 
 
 
 
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恋愛映画って、設定以外にも登場人物のやり取りの中にもとっつきにくさがあるような気がしてあまり観ないのですが、そういう意味ではこの作品は物語がスッと入ってきて鑑賞しやすかったように思えます。「ありえそうであり得ない、けどあってもおかしくなさそうな日常風景」。それを暖かい映像が一本の恋愛映画に昇華させた、という印象。途中途中「いや、これは…ww」と不自然(というか突飛)に感じる感情表現が何箇所か出てきましたが、そこに関しても基本的には理解できる範囲だったのでまあ良し。中には共感できるようなシーンも台詞もあったので、大きな違和感は特になく物語を追うことができました。
誰かの作る美味しい手料理と、道端の名も知らぬ野草と、「ただいま」「おかえり」「いただきます」「ごちそうさま」の一言がどうしようもなく愛おしくなる映画です。
 
という感想の前に、とにかく高畑充希がかわいい。
なんかもうこの一言に尽きる気がします。まじで。素朴な雰囲気でありながら少女漫画のイラストのようにさえ見えてしまう。花冠を被るシーンなんかもう花の妖精にさえ思えてきます。天使。とにかく天使。
それだけに、謎に包まれた青年・樹の現実離れした雰囲気というか、そういうものが彼女に埋れていたような気がします。彼だけが唯一おとぎ話から飛び出してきたような存在でなければいけなかったはずなのに、彼女が神々しすぎて2人とも物語の登場人物のようになってしまっていた。
いや岩田君は悪くないんだ。すごく良かったんだ。監督が「ライブでの彼の笑顔を見てキャスティングした」と言うだけあるんだ。なんだろう、「花より男子」の花沢類を彷彿とさせるようなあのハニカミ顔。彼は彼でとても素敵だったの。話そっちのけで2人のやり取りに鼻の下を伸ばしてたのは紛れもない自分です。
ただ、「秘密を抱えた青年」というには、その秘密の内容が弱過ぎたかなという印象はある。
 
主題歌も良かったです。原曲がとても好きなのでそちらでもいいじゃないかと思ってましたが、JUJUよりもいい意味で玄人っぽさがなくてキラキラしていて、作品にとても合っていました。
 
物語に入り込むというよりは2人の生活を俯瞰するような感じで楽しめました。個人的にはけっこう好き。
 
あと、チョイ役がめちゃくちゃ豪華。特に宮崎美子のお母さん役は、いつ見てもホッとするような気持ちにさせてくれますね。
それから、気持ち悪いわーと思って見てたさやかの上司?同僚?が、最終的にいい奴になってたのはなんか笑った。笑
 
 
今夏は観たい映画がたくさんあるので、この先2ヶ月が楽しみです。
 

2016年上半期まとめ

今週のお題「2016上半期」

 

早いもので今年ももうじき折り返し地点ですか。年々時が経つのが早く感じるようになりつつある気がします。もう歳だな。

 

最近はやや落ち着きましたが年度が変わる辺りから私生活が多忙だったもので、何か出来たかと言われれば何も出来なかったのですが、このブログを始める前に行ったものも含めてちょっとしたまとめを。

 

【小説】

・美輪和音「強欲な羊」

唯川恵肩ごしの恋人

村上春樹レキシントンの幽霊

 

【映画】

・「クリムゾン・ピーク(字幕)」

・「ズートピア(吹替)」

 

【ライブ/コンサート】

NICO Touches the Walls「LIVE SPECIAL 2016 "渦と渦 〜東の渦〜"」(1/8 @日本武道館)

 

【展覧会/特別展】

・「スタジオ設立30周年記念特別展 ピクサー展」

 

こんなもんだろうか。

先述のとおりそこそこ忙しかったので、まあ仕方がないか。ただもう少しいろんなことをしたかったというのが本音です。

 

印象に残っているのはピクサー展ですかね。あれは本当にいい企画展だった。ピクサーファンの私は終始涙を浮かべながら巡回しておりました。本当に良かった。

 

昨年は映画とライブは自分の中ではけっこう足を運んだ回数が多く充実した年でした。RADも嵐も行ったなー。

ただ、展覧会に行ったのも久々でしたし小説も久しぶりに読むことができたので、その点は良かったかな。

来月もライブがありますし、再来月にはロッキンが控えているので、楽しみは尽きないのですが。嬉しいですね。

 

今後どんな楽しみが増えるか。下半期に期待です。

おひさしぶりです。

案の定このブログを見てる人はいないみたいなんだけど、お久しぶりです。

角立てたのに使わなきゃ勿体無いよね。

 

実のところ読んでいる途中の本はあるのですが、まあ読み終わらないわけでして。おかしいなぁ。

本屋で新書や文庫本のコーナーで時を忘れて新しい出会いを求められる程度には活字を愛せているのでその点は安心しているのですが。

無事読了できたら、また感想書きますね。

 

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久々にCDを借りてきました。アルバム5枚。

ラインナップはこちら。

 

あとのまつり/back number

シャンデリア/back number

ラブストーリー/back number

Progressive/Mrs.GREEN APPLE

DUGOUT ACCIDENT/UNISON SQUARE GARDEN

 

今夏初めて音楽フェスというものに参加してくるのでその予習のつもりでのレンタルでしたが、3/5枚がそのフェスに出演しないback numberのアルバムという。

何に関しても割と偏食気味なので、幅を広げたいところなのですがね。なかなかうまくいきませんね。何に関しても。

手広く手広くいきたいものです。何に関しても。

 

CDの感想も気が向いたら書きたいと思います。気が向くかはわからない。

 

それじゃ今回はこの辺で。

それにしてもMrs.GREEN APPLEのアルバムがいい。

 

美輪和音「強欲な羊」の感想。

 

強欲な羊 (創元推理文庫)

強欲な羊 (創元推理文庫)

早速、本日読了した一冊を。
ここ数年活字から距離を置いて生活をしてきましたが、久々に読むとやはり本は良いですね。
 

最初の5行を立ち読みし、購入を決めた一冊。連作とはいえ短編集なので空いた時間に1話ずつ楽しめるかなと思いましたが、その点では大失敗。ページを捲る手を止めることができませんでした。昨晩から読み始めてまさか今日中に読了するとは。

とにかく怖い話です。「怖い」「バカだな」と思いながら読み進めると、最後には「騙された!」と裏切られます。特に真ん中の3作はそんな感じ。最終話ではこれまでの話が全部繋がるのが最高に恐ろしかったですね。気持ちいいというより恐ろしい。こういう形で収束するのかと。読み進めながら序盤や中盤までわざわざページを戻りたくなるのも、伏線回収の醍醐味ですね。

そして、やはり表題作である1作目のインパクトが物凄かった。章の最後の数ページは、読みながら爽快感と不気味さから声をあげて笑ってました。

 

全5編。短編集ですが、最初から最後まで通して読んでほしい本です。ミステリ、サスペンスが好きな方には気に入っていただけるのではないかな。何をどう疑ってかかっても、最終的には気持ち良く騙されました。私は。ただ後味の良い話ではないので、ハッピーエンド至上主義の方にはおすすめできるかわからない。

 

羊の顔をした狼よりタチが悪く恐ろしいものはないと思う今日この頃です。

 

 

はじめまして。

SNSで諸々の記録を残していたのだがどうにも文章が長くなる。

字数制限がないというのは恐ろしいことで、頭の悪い自分はつまらない文章をいつまでもだらだらと書き続けてしまうわけです。

みんなほぼ短文での投稿なのにね。

 

流石に目障りだと感じられてもおかしくなさそうなので、長文でも許されそうなブログを開設してみました。ブログなんて何年振りだろ。高校卒業と同時に辞めてしまったから、そうかもうそんなに時間が経ったか。

 

というわけで、のんびり好きなことについてたらたらと書いていきたいと思います。

誰が見るページかもわかりませんが、よろしくお願いします。